仕事の効率がUPするインテリアと照明って?

コロナウィルス対策でテレワークが進む中、家で仕事をするのは集中できない!
もっと仕事しやすい環境にしたい!
そう思われている方も多いのでは?

こんにちは。「空間デザイン心理士®プロ」の高原美由紀です。
 インテリアと照明を変えるだけで、仕事の能率が変わるとしたら、ぜひ取り入れたいですね。
ここでは、そのコツについてお伝えします。

目次

天然の木を部屋に取り込む!


仕事が単純作業なのか創造性が必要な作業なのかによって、使い分けるのがベストなのですが、どんな作業であっても、効率がUPすることがわかっているのは、天然の木を部屋に取り込むことなのです。
天然木が部屋にあることで、ストレスが少なく、疲れにくく、創造性が高まることがわかっています。(1)
部屋が、疲れにくさや創造性を、知らず知らず助けてくれるなんて、ありがたいですね。


取り入れ方は、家具を天然木でできたものを買う、床のフローリングだけでなく、壁にも木を貼るなどです。
材料は、薄いよりも厚い板でできた無垢材が良いです。

仕事場の家具で取り入れやすいのは、デスクや本棚ですね。
無垢材のデスクで、みなさんが手に入りやすいものとして、無印良品の「無垢材デスク・オーク材」(34900円)があります。
同じ材料で、ワゴンや棚もあるので、トータルなコーディネートが可能なことや シンプルで、どんなインテリアにも合いやすいのが良いですね。

詳細は、無印良品オンラインストアへ 「無垢材デスク・オーク材」へ


デスクの天板の素材で、黒色のつるっとしたものは、正直おすすめしません。
その理由の一つは、つるっとした素材の多くはメラミンやポリエステルなどの樹脂製が多いこと。

もう一つは、パソコン画面や白い紙との色の明るさ差が大きいため、とても目が疲れるからです。
色のコントラストが強いと、常に目の神経がフル活動しているようなものなのです。

できるだけ、ナチュラルな木の色のものを選ばれてくださいね。

DIYでできる木の壁

家具はもう買ってしまったという方は、壁に板を貼ってみてはいかがでしょう。
実は、インテリアに取り入れる木の面積は多い方がストレスや疲労感が少ないのです。
ですから、家具だけでなく壁や天井にも貼れると良いです。
リフォームが可能でしたら、ぜひ、壁や天井に木を貼りましょう。
その場合、部屋の壁4面全部に貼るよりも、一面の壁だけに貼る方が、断然おしゃれで素敵になります!
どの壁が良いかというと、部屋の入り口扉に立って見た時に、奥にある壁が良いと思います。
 
壁一面に貼るのも大変!という方は、壁の一面の一部の高さだけに貼るのも良いですよ。
おすすめの高さは、デスク高さの約70㎝~150㎝位の範囲です。

板を貼る方向は、迷わず板の長手は水平方向に!
上の写真の方向と一緒です。
その方が落ち着くし、天井が高く感じるしお洒落に見えるからです。
ぜひ、試してみてくださいね!



家具はもう買ってしまったという方は、壁に板を貼ってみてはいかがでしょう。
実は、インテリアに取り入れる木の面積は多い方がストレスや疲労感が少ないのです。
ですから、家具だけでなく壁や天井にも貼れると良いです。
リフォームが可能でしたら、ぜひ、壁や天井に木を貼りましょう。
その場合、部屋の壁4面全部に貼るよりも、一面の壁だけに貼る方が、断然おしゃれで素敵になります!
どの壁が良いかというと、部屋の入り口扉に立って見た時に、奥にある壁が良いと思います。
 
壁一面に貼るのも大変!という方は、壁の一面の一部の高さだけに貼るのも良いですよ。
おすすめの高さは、デスク高さの約70㎝~150㎝位の範囲です。

板を貼る方向は、迷わず板の長手は水平方向に!
上の写真の方向と一緒です。

DIYで、自分でカッターでカットして簡単に貼れる材料も販売されています。
壁紙屋本舗「天然木 ウッドスラット板壁」

照明と温度も作業効率に関係する

では、照明の種類や明るさはどうでしょうか。
照明の明るさや光の色は、育った環境や好みの影響が大きいとされています。
欧米では、天井照明をあまり使わず、スタンドの灯りで過ごすことが多いですね。
現代の日本では、裸電球1灯という照明で育った方は少なくなってきて、部屋全体を明るくした照明(白熱灯や蛍光灯)の中で育っている方が多いのではないでしょうか。
そんな違いがありますが、2010年以降に大学生を対象にされた研究結果をご紹介します。(2)

・単純作業を行うなら、照明の光の色は、電球色より青白い光(蛍光灯かLEDの色)が良い。

・明るさは、デパートの売り場の明るさより少し明るく、パチンコ店内より少し暗いくら位の900Lxが最も作業の成績が良く、それより明るくても暗くても成績が落ち、300Lxまで暗くすると最低になる。300Lxは、読書の時に必要な最低の照度です。

・創造的な作業を行うなら、照明の光の色は電球色で、明るさは少し暗めが良い。スターバックスコーヒーの店舗で過ごすくらいの光をイメージです。 できれば、部屋の全体照明を電球色にして、デスク上に少し青白い光のスタンドを追加することです。 最近は、LEDの電球で、色をご自分の好きなように調整できる器具が売られています。 その時の作業の内容によって、調整するのも良いですね。


部屋の温度は、26℃より少し低めの温度で作業効率が最大になり、28℃を超えると、ぐっと成績下がるという結果が出ています。(3)
もちろん、個人差はありますが、これからの時期、冷房の設定温度は26℃が良さそうですね。

まとめ

今回は、インテリアと照明で仕事や勉強の効率UPできる方法についてお伝えしました。
ぜひ、取り入れて、あなたのお仕事の効率を無意識にUPさせてくださいね。

・天然の木を部屋に取り込む。
・ 照明の色は、単純作業なら青白い光でデパートの売り場より少し明るいくらい。
・創造的な作業なら、電球色でスターバックスの店舗内くらいの明るさ。
・温度は26℃に設定。


次回は、仕事と勉強の効率がUPする音楽についてお話しします。

(1)岡村玲那・伊香賀俊治ほか, 木質内装が居住者の学習・睡眠時の心理・整理に与える影響の定量評価, 空気調和・衛生工学会大会学術講演会論文集, 2012, 9
(2)市原真希・伊香賀俊治ほか, 照度・色温度が知的生産性に与える影響, 日本建築学会学術講演梗概集D-1分冊, 125-126, 2011.8
(3)多和田友美・伊香賀俊治ほか, オフィスの温熱環境が作業効率及び電力消費量に与える総合的な影響, 日本建築学会環境系論文集, 75,648,213-219, 2010.2

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